南津海(なつみ)はカラマンダリンと吉浦ポンカンを掛け合わせた新しい柑橘です。
5月頃に熟期を迎え、甘みが強く、皮が薄く、食べやすいのが特徴です。
春は文旦系のさっぱりとした品種が多いですが、
なつみは甘さが際立つ品種になります。
なつみの際立った甘みに人気が集まり、生産が広がりつつあります。
南津海はそれほど手をかけなくても樹が大きくなる印象ですが、鳥獣の被害にあいやすいのが課題です。
樹上にある期間が長い上に糖度も高いため、鳥たちにとっても食べたい果実であるため、被害にあいやすいです。
このため、必須である鳥対策に加え、カイヨウ病やソウカ病が出やすく、植える園地を選ぶ品種です。
柑橘の名産地 愛媛県西予市明浜町で栽培しています。
明浜町では「耕して天に至る」といわれる程、
山の斜面が急峻な段々畑を
代々受け継ぎ、栽培してきました。
『農薬や化学肥料に頼らないでみかん作りを行うこと』を理念とし、
『人にも自然にも無理のない栽培』を大切にしています。
農薬の使用を抑えているため、色合いが悪いもの、傷が入っているもの等、見た目が悪くなります。
また自然環境に配慮し、一般の栽培で使用される腐敗防止用の農薬を使用しないため、一般に流通しているものと比べ、傷みやすくなっています。
お手元へ届きましたら箱のフタを開けて頂き、潰れ、破れ、傷み始めている果実がないかご確認下さい。
また様々な大きさのものが入っておりますが、一本の木に色々な大きさや形の実がなる様、自然のままの柑橘を大切にしたいとの想いで栽培しております。